分科会の母体でもあるコネクトの主旨は、芸術を通して日常と非日常を「つなぐ」ことにもありますが、戦争とはまさに日常が非日常に飲み込まれていくことなのだと展示資料を前に、メンバーそれぞれが複雑な思いを抱えた貴重な体験でした。風船爆弾、スパイインキ、怪力電波、偽札、缶詰爆弾など・・・まるで赤瀬川原平作品とも見紛うような戦争の記憶。「私たちは戦争に加担していたんだなと、後から思って嫌な気持ちになりました」という関係者の、どこかリアリティに欠けるコトバにこそ、戦争の真の恐ろしさが隠されているとも思いました。大学関係者、芸術家も関わった登戸研究所。いちど訪ねてみてはいかがでしょうか。

過ぎし日は この丘に立ち めぐりあう

弾薬庫の中へ入ってみる

戦後70周年
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