Saturday, May 4, 2019

セノアーツ通信2月号_コラム

「理想の街を考える」

「理想の街を作る」ということを具体的に考えると大きな矛盾が生まれる事がわかります。それは一人一人が持つ理想の形があまりにも違うからです。同じ人間でも年齢や家族構成の変化によって変わって来ます。それら全てに応えようとするとどんどん複雑化して行って結局どこかで矛盾をはらんできます。多くの人が住めば住むほど理想の街の形成は難しいと言うことです。ではどうしたら良いのでしょうか?理想の街を考えようとするとある事に気付きます。それは理想の街を考える事が実は自分のライフスタイルを考える事に直結すると言うことです。アウトドア派の人は自然が多い場所が欲しいでしょうし、インドア派の人は落ち着ける喫茶店のような場所が欲しいかもしれません。理想の街と言うのはその人が行う行動を”理想的に受け入れてくれる場所”と言い換えてもいいのかもしれません。昔の街がシンプルだったのは今ほど人々の生活が多様化していなかったからでしょう。日の出と共に目覚め、日の入りと共に活動を終える。職種の差こそあれ市民の活動パターンはそんなに差はなかったでしょう。しかし、今は様々なライフスタイルの人が重なり合って生活しています。早朝から活動する人もいれば、深夜に活動する人も居ます。自然の中にいるのが好きな人も入れば、都会の賑やかさの中にいるのが好きな人も居ます。そう考えると理想の街を考える事はライフスタイルを考える所から始める必要があるのかもしれません。そして、ライフスタイルが近い人とコミュニティーを作って行く事が理想の街を作るスタートなのかもしれません。例えば朝型自然派の人は〇〇区□□番地、夜型都会派の人は□□区〇〇番地みたいな感じで住む地域を分けてみる。大都市は様々な人を許容するカオス差があっても良いと思いますが、小さな地域はスタイルの細分化があっても面白いかもしれません。チャイナタウンやコリアタウンもある意味、民族と言うスタイルで街を形成しているわけですから。しかしながらその分類をどうするかは難しいです。朝型タウン、夜型タウン、スポーツ好きタウン、料理好きタウン、演劇人タウン?、、、、うーん、いまいちピンと来ません。しかし、ライフスタイルを熟考していく事が理想の街を考える大きなヒントになる事は間違いなさそうです。           

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