5月25日(月)に第7回路上観察学会分科会@品川駅周辺が実施されました。この日は、同じ品川にある舞台美術家集団「六尺堂」や劇団青年団のメンバーを中心とした参加者でした。仕事の資料としてもストックされている「浮世絵」をナビに、江戸と今の時空をつなぐ「歴史散歩」としての観察会となりました。
いつも以上に歩数は増えましたが、品川は江戸の面影を残しつつも「観光地」とは違う気取らない元宿場町として、ソトにひらかれた雰囲気があります。かつて「海」だった痕跡や浮世絵に描かれた風景を見つけ出し、幕末の動乱に思いを馳せながら、そこから「今」を考えます。
しかしふと頭を上げて視野を広げると、品川にも例外なく再開発の波が押し寄せていることに気づきます。今後消えていくであろう江戸の風景に代わって、「現代の浮世絵」を残すことも、この活動のミッションなのかもしれないと感じるのでした。
品川の富士山頂上から宿場町を見下ろす。
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